ときどきoffbeat

みつける・かけよる・つまずく日々

箱の大きさでなく温度を売る

president.jp

物流は、ある容積にできるだけたくさんモノを詰め込んで運び、その回転率を上げるのが儲けるコツだ。 できるだけ詰め込む、その積載率が下がっているという。 荷室のムダを軽減するため、定温輸送するコンテナを開発した企業の紹介だ。

www.wa-con.co.jp

運ぶ容積の最大化、まではその通りなのだが、 箱ありきととらえるのでなく、箱の中身をどのように詰めるかと考えることで、 ふつうのダンボールやさんがビジネスモデルを変えた事例といえよう。

「農作物の流通では農家ではなく、卸売市場が主導権を握っているため、農家が値決めもできない。商流と物流がくっついているから、こんなおかしなことが起きるのです。それを断ち切り、農家が農作物の値を決めて、出荷し、われわれがそれを効率的に消費地に運べばいい。日本の農業を救うとか大それたことを考えているわけではなく、われわれができることであって、社会的にやるべきことなら、やるという一種の使命感で動いています。それが仕事というものだと思うのです」

卸売市場(とくっついている大手?小売)だけを悪くいうつもりはない。ちょうどいいサイズが変わっただけだと思う。 でも、良くも悪くも人に任せすぎてそもそもどうあればいいのかを考えなかった結果でもある。